インドネシア 首都 移転 なぜ。 インドネシアが人口集中を理由に首都機能移転を閣議決定、カナダやオーストラリアのように分散できるかが課題

首都移転計画の理由は、地盤沈下? インドネシアの首都ジャカルタの水事情 東京は大丈夫かな?

インドネシア 首都 移転 なぜ

ジャカルタの象徴:モナス Assalamualaikum! 今回は先日決定した、インドネシアの首都移転について書いて行きます。 なぜ首都移転? 首都が移転するという話は、現大統領のジョコ・ウィドド 通称:ジョコウィ 氏よりも前から歴代の大統領が議論を行ってきました。 以前からジャカルタへの一極集中が懸念され、その現状を変えなくてはいけない、ということは常に国民たちの間にあったようです。 ジャカルタに行ったことがある人は分かるかもしれませんが、人口が非常に多く、渋滞にはまらずに移動することが困難なほどでした。 最近では車以外の移動方法 LRTやMRT が始動し始めましたが、まだまだ車が中心です。 ジャカルタは、ビジネスと政治の両方の中心が置かれているため、この現状は当たり前とも言えるものでした。 また、田舎にはあまりにも仕事がないため、着の身着のままジャカルタまで来て、ホームレスのような生活を行っている人も見られます。 このどうしようもない現状を変えるためには、首都を移転するしか方法はないという結論に至ったと考えられます。 どこに首都を移す? ジョコウィ大統領が首都を移転すると決め、首都は現首都があるジャワ島ではない島に移転するということが決まりましたが、実際にどこに移転するのか決定するまでには、およそ4ヶ月かかりました。 割と早い決定でしたね。 ジャカルタで日本人向けに発行されている『じゃかるた新聞』によると、2019年8月16日にジョコウィ大統領は国家演説を行い、正式に首都を カリマンタン島に移転することが決定されました。 カリマンタン島はどんな場所? ボルネオ島(ボルネオとう、英語: Borneo, インドネシア語: Pulau Kalimantan)は、東南アジアの島。 南シナ海(西と北西)、スールー海(北東)、セレベス海とマカッサル海峡(東)、ジャワ海とカリマタ海峡(南)に囲まれている。 インドネシア・マレーシア・ブルネイ、この3か国の領土であり、世界で最も多くの国の領地がある島となっている。 面積は725,500km2で日本の国土の約1. 9倍の大きさである。 世界の島の中では、グリーンランド島、ニューギニア島に次ぐ、面積第3位の島である。 より カリマンタン島というのはインドネシア語での呼称で、英語ではボルネオ島というそうです。 カリマンタン島にはインドネシア・マレーシア・ブルネイの3カ国が領地を持っており、そのうちインドネシアが最も広い領地を有しています。 カリマンタン島地図:Wikipediaより 土地柄としては人口が多くなく、ジャングルをイメージすると想像しやすいです。 気候は熱帯で、熱帯雨林が広がっており、首都ジャカルタよりも暑いそうです。 インドネシア人の妻曰く、日本の夏 東京近辺 に似ているそうです。 相当、蒸し暑いですね。 それが年中続くとなると、政治などやってられないような気もしますが・・・。 首都移転後のジャカルタは? カリマンタンへの首都移転後にはジャカルタにはビジネス街が残ります。 カリマンタンには政治機能だけを移転する方針です。 ただし、ビジネスに関連する中央銀行、投資調整長庁、金融庁は政治機能といえども、ジャカルタに残されます。 残りの行政・立法・司法のような三権は、全てカリマンタンに移転されます。 アメリカのワシントンD. とニューヨークのような関係になりますね。 移転はいつから? 移転は2021年から建設が始まり、2024年から段階的に政治機能が移転し始めます。 完全な移転はインドネシア建国100年である2045年を目指す方針です。 最後に 首都移転後に、人口の問題など現在山積している問題が全てクリアになるかはわかりませんが、国全体の経済の底上げには繋がると思います。 インドネシアは東南アジアでも急成長を見せる国の一つであり、首都移転がうまくいけば、東南アジアでも中心的な経済力が示せるようになるかと思います。 妻の母国ですから、よりよい国になれば良いなと思っています。 そのうち日本も抜かれてしまうかもしれませんね。 それでもやっぱり、そんなに暑いところで政治に集中できるのかな〜なんて思ったり。 それでは、今回はここまでです。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 Asslamualaikum! nipponnesia.

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インドネシアの首都移転先はカリマンタン島?なぜ?影響は?

インドネシア 首都 移転 なぜ

インドネシアの首都移転先はカリマンタン島と発表! 2019年8月26日、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が首都移転先を発表しました。 現在はジャカルタですが、 カリマンタン島東カリマンタン州東部に決めた、とのことです。 この東カリマンタン州のこのあたりが首都移転先の候補地のようです。 移転には国会の承認が必要となります。 ただし、 かなりの費用がかかるため、否定的な意見がかなり多いようです。 移転費用は466兆ルピアを計画。 5兆ルピアが国家予算からの支出となります。 インドネシアの2019年度国家予算は2,460兆ルピア。 反対派が多いのもうなずけます。 広告 インドネシアの首都移転はいつ?時期は? インドネシアの 首都移転は2024年から段階的に実施するとのことです。 現在でも、バリクパパンという大きな都市がありますが、さすがに首都機能移転には手狭とのこと。 2020年中にインフラ工事を開始するようです。 実質3年で準備できるんですかね? ちなみにバリクパパンは人口70万人(2014年現在)。 インドネシアには人高100万人を超える都市が15以上もあるので、決して大都市とは言えないです。 インドネシアのプルタミナ、フランスのトタル、アメリカのシェブロン、シュルンベルジェ、ハリバートンなどが商業活動を行っているとのこと。 木材・鉱物資源・石油関連商品の輸出も盛んという都市。 もし首都機能が移転すれば、人口は一気に100万人を超えそうですね。 (2020年6月追記) 首都移転予算は新型コロナウイルス対策に充てられているようです。 そのため、首都移転も遅れそうとのこと。 新型コロナウイルスがここにも大きな影響を与えています。 また、中国が受注した高速鉄道が遅れているということもあるようです。 中国はインドネシアに財政負担を求めないことをメリットに、受注を獲得しました。 しかし、遅れが生じているとのこと。 そこで、インドネシア側は日本にも協力を申し出たようです。 お金をかけないことで、遅れが生じていては。。。 ちょっと本末転倒な気もしますね。 インドネシアはなぜ首都移転をするのか、その理由 インドネシアが首都移転を考えたのはなぜか、理由を探っていきます。 ジョコ・ウィドド大統領は 「ジャカルタには政治・経済・金融・貿易・サービスが集中し、人口過密や渋滞による大気汚染、水問題といった負担をかけ続けるわけにはいかない」 とインタビューに答えています。 人口過密 ジャカルタの人口は960万人。 1000万人以上という報告もあります。 都市圏全体で見ると3000万人以上が住んでいて、地方からの流入で日に日に人口が増えているとのこと。 人口が過密すぎて都市機能がマヒしているという情報があります。 災害 人口過密ゆえに 災害にも弱いという指摘もあります。 2006年の大地震、2002年・2007年・2013年・2014年と大洪水にも見舞われています。 被害者も多く、人口過密によるデメリットが出ているのかもしれません。 もちろん、それだけが理由ではないでしょうが。 渋滞 ジャカルタの渋滞は一部で「世界最悪」とも言われています。 自動車通勤では往復3~4時間が当たり前。 渋滞ピーク時には徒歩10分の道のりが車で1時間ということもザラだそう。 水没 地球温暖化による 海面上昇で、ジャカルタが水没するという危機も差し迫っています。 これらの問題があり、実は1957年にスカルノ大統領が首都移転について課題に挙げてから、今まで続いているんですね。 議論している間に、ジャカルタはどんどん大きな問題を抱える都市になっているようです。 広告 インドネシアが首都移転したときの影響は? インドネシアが実際に首都移転したときの影響はどういうものがあるか、簡単にまとめてみます。 予算 予算の問題があります。 首都をカリマンタン島に移すとなると466兆ルピアもの費用がかかります。 日本円にして3兆4600億円。 日本企業や日本政府にも負担を求められそうですね。 自然破壊 自然破壊も深刻です。 カリマンタン州は大都市があるものの、少し郊外に出れば自然豊かな環境です。 首都機能が移転したら、開発を余儀なくされます。 自然破壊が進んでしまいます。 関係各所からは、今からかなり反対の声が大きくなっています。 ただでさえ狭まっている動物の住処をさらに減らすことになります。 絶滅危惧種のオランウータンがさらなる危機に直面するのは間違いなさそう。 ただ、首都移転でジャカルタの渋滞などが緩和された場合、排気ガスなどの問題が軽減されて、プラス面もできるだけにどっちが有効かは分からないところです。 関連企業の移転 日本など、外国企業は移転を余儀なくされるかもしれません。 それにともなう費用は多大なものになるでしょう。 インフラ輸出 インフラ輸出ができれば、日本や日本企業の 経済的な利益はかなり大きくなると思われます。 首都移転となると規模も大きいですから、その分利益も大きい。 ただ、その他の外国やインドネシアの国内企業と競争を勝ち抜かないといけませんけど。 また、地価も高騰しているようです。 インドネシアの首都、ジャカルタはどうなる? 首都機能が東カリマンタン州に移転されたとなると、現在の首都のジャカルタはどうなるのでしょうか。 ジョコ・ウィドド大統領は 「経済の中心はジャカルタに残す」と言っています。 そんなことができるのか、謎ですが。 例えばオーストラリアのようになるんでしょうか。 首都のキャンベラはオーストラリアの中でも人口は7位。 上位にはシドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコーストがあります。 オーストラリアはこれでうまく行っているようなので、こんな感じになるのかもしれませんね。 ジャカルタの交通網やインフラはいまも発展・開発が続いています。 首都ジャカルタの軽量軌道交通は2020年に南北に延長する工事がスタートするそうですよ。 ジャカルタとインドネシア第2の都市スラバヤをつなぐ鉄道を高速化することで、日本とインドネシアは合意しています。 インドネシアのカリマンタン島への首都移転は実現するか インドネシアの東カリマンタン州への首都移転は実現するのでしょうか? 実際にジャカルタでは多くの問題があります。 ただ、首都移転するにも大きな問題があります。 主に予算ですね。 首都移転には国会の承認が必要となります。 多くの予算がかかる首都移転には否定的な議員も多いので、実際に移転となるかどうかはかなり不透明。 現在、ジャカルタのインフラが徐々に整備されつつある、というのも理由の1つにあるようで。 移転実現はなかなか厳しい状況のようです。 ジョコ大統領は2期目に就任しました。 2045年までに世界経済で5位に入る!そう宣言しています。 これは本気で首都移転に動きそうです! ただ、日本も同じような状況になっていますよね。 東京への一極集中。 災害への弱さも露呈していますし。 積極的に考えていかないといけない問題だと思います。

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インドネシア首都移転 なぜ世界から巨額マネーが集まるのか

インドネシア 首都 移転 なぜ

1月18日の日経新聞朝刊に「孫氏、インドネシアで審議会委員」という小さな記事が載った。 ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が委員に就任した審議会とは、2024年から予定している首都移転についてインドネシア政府にアドバイスをするためのものである。 この審議会には、孫会長以外に、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国ムハンマド皇太子、イギリスのトニー・ブレア元首相が委員就任を打診されている。 この審議会設置だけでなく、新首都開発庁を設置してその長官を閣僚級の扱いとすること、政府ファンドを設立することもあわせて決定されている。 政府ファンドには、UAE政府、国際開発金融公社(IDFC)、そしてソフトバンクグループが参加する予定である。 2019年8月にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が発表した首都移転計画は、日本でも大きな話題となったが、その妥当性や実現可能性をいぶかる声はいまだに多い。 しかし、少なくともジョコウィ大統領は本気であり、2019年10月に発足したジョコウィ大統領の第2期政権は2024年の首都移転開始に向けて動き始めている。 首都の移転先はカリマンタン(ボルネオ)島の東部、東カリマンタン州の北プナジャム・パスル県とクタイ・カルタヌガラ県にまたがる地域である。 オランダ植民地時代から石油精製所が設置されるなど石油積出港にもなっているバリクパパン市(人口約70万)と、島内最大都市で州都でもあるサマリンダ市(人口約80万)にちょうどはさまれた地域だ。 ここに広さ約4. 2万ヘクタールの土地を確保し、大統領官邸や中央省庁、国会、裁判所、国軍・警察の施設、中央銀行や金融機関、各国大使館、情報・通信機関、高等教育機関、研究機関などの機能を移転させることになっている。 まず、ジョコウィ大統領の任期最終年となる2024年に、行政・立法・司法の公務員18万人と国軍・警察2万5000人のあわせて20万5000人が移住する。 それ以降、徐々に関係機関の建設と移転が進められ、建国100年となる2045年までに首都をジャカルタから完全移転する計画である。 そのため、将来的な拡張を見込んで約18万ヘクタールの土地が用意されることになっている。 これらの土地のうち50%以上は緑地帯となる計画で、新首都は「森林都市(forest city)」というコンセプトにもとづいて設計される。 また、単に「グリーンな」だけでなく、「スマートで、ビューティフルで、かつサステイナブルな首都」という目標が掲げられているように、IT技術を活用しながら環境に優しい都市を作っていくことが目指されている。 気になるのは、首都移転にともなう資金である。 国家開発企画庁(Bappenas)の試算では、移転総額は466兆ルピア(約3. 5兆円)と見積もられている。 ただし、国家予算からの支出は74. 4兆ルピア(19. 2%)に抑えられ、基礎インフラや大統領官邸、国軍・警察の施設、公務員宿舎および土地買収にあてられる。 移転費用の約半分にあたる265. 2兆ルピア(54. 6%)は、官民連携のプロジェクトとして実行される部分で、政府庁舎や国会議事堂、裁判所、教育・保健施設の建設などにあてられる。 残りの127. 3兆ルピア(約26. 2%)は民間のプロジェクトで、一般住宅や商業施設、宿泊施設、科学技術パークの建設、交通インフラの改修・高規格化を進めるとされている。 首都移転とともに不要となるジャカルタの国有地や施設は売却、もしくは民間に賃貸される予定である。 それによって国家予算の負担自体も軽くできると政府はみていて、新首都移転のための予算確保によって福祉予算などが削減され、国民生活に影響が出るようなことはないと主張している。 東カリマンタン州クタイ・カルタヌガラ県の様子 ジョコウィ大統領が挙げる移転の第1の目的は、経済格差の縮小である。 インドネシアは約1万7000の島々から構成されている群島国家であるが、国土の6%を占めるにすぎないジャワ島に人口も富も集中している。 インドネシアの総人口2億6400万人(2018年)のうち、56. 6%がジャワ島に住んでいる。 製造業の大部分もジャワ島が活動の中心地で、国内総生産(GDP)の58. 5%が生み出されている。 これに対して、ジャワ島以外の地域では、産業は一次産品や鉱物資源に依存している。 鉱物資源からの収入は大きいが、他の産業や雇用への波及効果が製造業ほどはないため、地域経済を底上げする力は弱い。 また、農業以外に目立った産業がほとんどない地域も多い。 ジョコウィ大統領は首都移転を契機に、この地域間経済格差を縮小しようとしている。 渋滞の激しいジャカルタ中心部 人口、政治・経済の集中するジャワ島の中でも、特に集中の度合いが高いのが首都ジャカルタである。 ジャカルタの州人口は約1000万人、周辺の8県・市自治体をあわせた広域首都圏「ジャボデタベック」では人口が3278万人にのぼる。 しかし、人口の増加にインフラ整備のスピードが追いつかず、交通渋滞は世界最悪レベルと言われる。 大気汚染も深刻化し、下水道の未整備による水質汚染も悪化の一途である。 また、ジャカルタは海に面した低地にあるうえ、地下水のくみ上げによる地盤沈下や、環境変動による海面の上昇、豪雨災害の甚大化などが重なって、洪水被害も拡大する傾向にある。 このようにジャカルタの都市機能が麻痺しつつあることが、ジョコウィ大統領が首都を移転しようと考えた第2の目的である。 ただ、ジャカルタから首都を移転しなければならないとして、なぜジョコウィ大統領は東カリマンタンを選んだのだろうか。 効率性や経済性という観点からは、ジャワ島内に首都機能を移転させるのが最も妥当だったはずである。 ところが、ジョコウィ大統領は、ジャカルタから空路で2時間かかる東カリマンタンへの移転をあえて選んだ。 その理由は、ジョコウィ大統領がもうひとつの首都移転の目的と語る、「首都をインドネシアの地理的中心に移す」ことにある。 赤道直下の東西5100キロにまたがるインドネシアのなかで、政治・経済の機能はジャワ島とその西隣にあるスマトラ島に偏っている。 そのため、「ジャワがインドネシアの中心だ」という意識がジャワ島に住む人々には根強い。 ジョコウィ大統領は、首都を東西に広がるインドネシアのちょうど真ん中に移すことで、人々の意識を「ジャワ中心主義」から「インドネシア中心主義」へと転換させようとしている。 発展途上国で首都移転を検討したり、実行したりするケースは珍しいことではない。 また、首都移転の目的として、地域間格差の緩和や首都の機能不全、地理的な中心地への移転による国民の統合などが挙げられることも多い。 しかし、それらの目的は必ずしも達成されるとは限らない。 首都移転が地域経済の成長を引き上げた事例はむしろ少ない。 新しく建設された首都の中に経済格差が持ち込まれることもある。 環境に優しい都市を目指すといっても、広大な土地の大規模な開発が生態系や生物多様性に与える影響は決して小さくない。 首都の移転が国民統合に果たす機能も不明である。 ただし、国民はいまのところこの首都移転計画をおおむね支持しているようである。 東カリマンタン州への首都移転が正式に発表された直後に有力紙コンパス(2019年9月2日付)で発表された世論調査では、「ジャカルタから東カリマンタンへの首都移転に賛成しますか」という質問に対して、賛成が63%、反対が27%、不明・未回答が10%という結果が示された。 資金が確保できるのか、インフラ建設は本当に間に合うのか、首都移転がインドネシアのためになるのかなど首都移転の実現可能性や妥当性には最後まで疑問が投げかけられるであろう。 しかし、この壮大な夢を現実のものにできるかどうかは、国民がこの計画を支持し続けるかにかかっているように思われる。

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